Join Nostr
2026-03-28 05:29:04 UTC

じゃん子 on Nostr: ...

「60年代安保闘争のときの学生たちを当時のメディアは、こぞって「はねあがり」「赤いカミナリ族」などと批判した。カミナリ族は集団でバイクなどを駆る若者たち。今で言う「暴走族」で、そこに共産主義を意味する「赤」という形容詞を付している。しかし、体を貼って行動した学生たちや、それに続いた民衆の姿に、未来の革命を見た人もいた。それをあながち幻想と呼べないほど運動が盛り上がっていったのは、1960年5月20日以降である。
(中略)5月19日深夜から20日未明にかけて、衆議院で新安保条約、新行政協定(地位協定)、関連法案の3案が強行採決されたのだ。警察隊500人を入れ、秘書も使って、反対する野党議員をゴボウ抜きにした。国権の最高機関が暴力で支配された。もちろん討論は行われていない。
 与党が民主主義を踏みにじり、議会政治を崩壊させたことで、安保闘争の風景は一変する。政府攻撃の世論は日に日に高まり、衆議院の解散と岸信介内閣の退陣を求める戦後最大の大衆運動に発展した。」

江刺昭子『人物で読むジェンダー史 歴史をひらいた女たち』 「60年安保と樺美智子」より
#読書
#マストドン読書部